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行頭マーク 年の初めに・・健康で希望に満ちた1年でありますように・・お祈りいたします

2018年1月  原 良子

新しい年が明けて、七草粥、私の田舎では、七草粥の日に、(寒さで霜枯れて七草粥はできません)今年の豊作を祈って、米の粉で「稲の花」造りをしていました。一寸さきのとがった丸いお団子や、繭玉の形をした、たくさんのお団子をしだれ柳の先にさしていくのです。主に白で、ピンクもまじって綺麗でした。

15日は、小正月です。お正月に飾った稲の花(柳の枝にさしたお団子)を「どんど焼き」と言って、大松様という玄関の大松飾りや、しめ縄(田舎の家はお勝手の火の神様、井戸神様などなど)が、いたるところに飾られていたものを集めて火を燃やし、「稲の花」を焼いて食べるのです。
この楽しさは格別で、こんがり焼けた熱々のお団子の味が今もよみがえります。

皆さんは、お正月に田舎の御祖父母さまのお家へ行った方もいらっしゃると想いますがこんな古い行事を今もしているところはあったでしょうか。
私の故郷でも戦争で無くなってしまいました。小さい時の楽しかった想い出は、いつまでも大切な事として蘇ってきます。

発表会の準備も進んでいますが、子どもたちに大切な、「楽しい思い出として残して上げられたらいいな」とおもいます。
今年もご一家様おそろいで、健康で良いお年でありますように、心よりお祈り申しあげます。

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