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 平和の大切さを思う8月・・・不戦と核廃絶を誓う8月・・

2016年8月 園長 原 良子

お盆休み明けの子供たちが、元気な笑顔と、沢山の楽しかった思い出をお土産に帰ってきました。御父母様のご協力で頂いたお休みは、子供たちに、心に栄養を与えたようです。

私も、このお休みは、1ヶ月もの休養を感じられる有難さでした。この平和で、幸せな日々が、このままずっと続いていく事を切に願いました。

8月6日広島のライブハウスでは、被爆した方の体験を語り継いでいく為の集会が開かれていました。この日は特別に120人入れる会場を確保しての集会でした。

講演するのは、6歳の時被爆し、戦争孤児になった川本さんという男性の方です。
家族も家も全てを失い、一人ぼっちになった川本さんは、住むところも、食べる事も出来ない日々の中、やくざに拾われ、かっぱらい、盗み、靴磨きなど、食べる為、生きる為の生活を余儀なくさせられました。
成人してからは、被爆者だと言う事で、差別をうけ、何度も死にたいと、自分の生きる意味を見出せずにいました。
広島から逃げ出し、手持ちの600円で行けるところ岡山まで逃れ、必死で働き、140人の人を雇う会社の社長さんになりました。

被爆した方たちは、周りの人々の言われない偏見のなかでひたすら隠していたことを語ることが、自分の生きる使命だと立ち上がったのです。
ライブハウスには、毎度若者が大勢つめかけ、川本さんの体験に「生きる力を貰った」と涙で話していました。

このNHKのテレビ放送の映像の中に、毎年8月広島へ被爆した方にお話を聞きに出かける、信彦先生も放映されていてびっくりしました。「自分を信じて生き抜く事だ」との言葉が胸に残りました

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