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 平和を願う8月 命の尊さを子供たちに伝えたい

2014年8月 園長 原 良子

「ああ、やっと戦争が終わった」

小学校4年生の私は、戦争の終結を、敗戦の悲しみとは受け取らなかった。
学校の勉強は殆んどせず、釘や、針金を拾い、これが、鉄砲の弾になり、松の根を採りに山に入った松根油が、飛行機を飛ばす燃料になるなんて、小学2年生の私にさえ、敗戦はひしひしと感じられた。

「絶対に勝つ」という四年間の頑張りも、長崎と、広島への、あの悪魔の「原子爆弾」の投下により、8月15日の降伏をもって終戦となった。
虚脱感や喪失感は、戦争に行ったまま、肉親の帰らない命。
私も4人の叔父を失った。

「ああ、人の命を奪い、破壊しあう戦争ほど、残酷で無残なものは無い」
戦争を放棄した日本であるが、この地球上で、戦火の絶えた日が1日でもあっただろうか。
戦争には「こうだ、ああだ」と我田引水的な理由付けなど通用しない。
非戦闘員の子供や女性が、戦火の中を逃げ惑い尊い命を失う。
戦争で得られる幸福など在り得ない。

平和な日本の夏休み、海、山、川、での事故も無くて、熱中症にも気をつけ、笑顔で帰ってきてください

 

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