ありがとうの6月・・・・・大収穫の枇杷

2007年6月 園長 原 良子

今年は枇杷がなり始めて2年目、大豊作でした。平成12年度卒園時8人の記念樹で、7年目の今年は175個なり小鳥さんも食べて168個採れました。「いつ食べられるの」と橙色に完熟した枇杷を毎日見上げていた子供たちは、6日(水曜日)英語のプレイタイムの時間に、マット先生に1人1人が抱っこしてもらいもぎました。その甘くて美味しかったこと、枇杷を残して巣立った子供たちは今年から中学生です。想いをはせながら感謝でした。

父の日に寄せたお父さんの顔が描かれて並んでいます。子供たちがお父さんを思いながら一生懸命描いた作品に思わず恵美がこぼれ、この絵を見ながらお父さんお母さんはどんな会話を交わされるのかと想像しました。ねむの木学園の宮城まり子さんは、園児の描いた作品に対して、目をじっと見ながら「ありがとう」とだけおっしゃるそうです。「よく描けた」とか「上手ね」とかは言わずにただ「ありがとう」とだけ。あの優しい温かい声で、目をじっと見ながら「ありがとう」といわれる子供たち。こころに生まれる喜びや想いの豊かさが芸術作品の数々につながって、掛川のねむの木学園美術館に飾られました。思わずため息がでる色彩の美しさと温かい明るさ。描かれた中にまりこさんの生命が煌めいているようでした。



 
 

 

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