楽しかったハロイン・・・子供の脳の発達と・・・さまざまな学習の臨界期
2006年11月 園長 原 良子
今年も20日に子供たちが毎年楽しみにしている原保育園のハロインが行われました 〔マット先生(おばけ) 加藤先生(女神) 里香先生(ジャコランタン)〕
外国の異文化にふれつつ、日本語が少しも話せないマット先生の言葉を理解し、発音している子供たちに羨ましさを感じながら、学習の臨界期について考えていました。 以前、柳沢桂子さんが書いた「本能と学習能力のふしぎ」の中で、アメリカの言語学者チョムスキーの研究で、3歳〜4歳の子供は、驚くほど容易に言語を習得する能力があり、それを過ぎると困難になるという。幼い子供の脳の中には言語の文法を受け入れる基本構造(モジュールという)があり、これは音楽、抽象化、人間関係、倫理などすべてにモジュールがあってしかも臨界期があるといいます。「これからの英語は世界語・国際化の時代にあって歌で遊ぶ程度の英語の学習は音の臨界期に英語の発音を身に付けさせたいと願う」とありました・・
柳沢桂子さん〔生命科学者〕の「宇宙の底で」より
運動会を終え、また少し大きくなったように感じる今日この頃です。 日中、元気いっぱい園庭で遊んでいるリス組さん。 おしゃべりやお友だちとの関わりも、ますます増えてきていて、“マテマテ〜”と追いかけ合ったり、お友だちと手をつないで歩いたり、♪まーるくなーれ、わになれ1・2・3(ジャンプ)!と歌いながら、輪になって繰り返し遊んでいる姿は、とってもかわいいです。 これから涼しくなるので、体調の変化など気をつけていきたいと思います。
「楽しかった〜!またやりた〜い」と話している子どもたち。何かというと「運動会」と、先日 英語の時間にみんなで種を取り出して作った「Jack O' Lantern」です。 どちらも見るだけでなく参加して自信がついて楽しめた事が何よりの出来事でした。そしてこの頃ではお外へ出ると大きくなったヘチマや色づいた柿を見上げて実りの秋を感じています。
運動会を終え、ひとまわり大きくなったように感じるさる組さん! みんなが好きな、いす取りゲームや、忍者ゲームをしても、ルールを守って仲良く遊べています。 製作では、どんぐりや、くりの折り紙をしました。先生の見本を、よく見ながら、折り紙のはしをあわせて上手に折れたり、「自分で全部できたよ!」とうれしそうな声も聞こえてきました。 秋も深まり、寒い季節になってきますが、風邪などひかないように元気に体を動かして遊びたいと思います。
10月18日、サツマイモ掘りに行って来ました。片道30分弱の道のりでしたがお目当てのサツマイモに出会う為にその足取りは軽やかでした。畑でおじさんの説明を聞き、いざサツマイモ掘りがスタートするとまるで宝物を探し出すように子供達の目は輝いていました。お歌に習って大きい芋はでぶいもちゃん、小さい芋はちびいもちゃんと名前をつけ、様々な格好のサツマイモを見つけました。 また、お買い物ごっこの作品作りも佳境を迎え、製作に励んでいます。
運動の秋を満喫し、食欲の秋は継続中。そして11月、いよいよ芸術の秋を楽しむ機会が訪れました。 きしんに進級したときから少しずつ作品を作り続けてきたのはお店やさんごっこの為だったのです。何を売る店にするのか・どんな材料で作るのか等、一つずつみんなで意見を出し、話し合って進めてきました。そんなきりんぐみとバンビぐみのお店はもうすぐ開店いたします。
最近良く噛まない子が増えていると言われています。あまり噛まずに飲み込んでしまう子、なかなか飲み込めない子、クチュクチュと吸い食べる子、など様々ですが、子供の頃から良く噛んで食べる習慣をつけてあげたいですね。噛むことは、脳を刺激して記憶力をアップする、食べ物の消化を助け吸収しやすくする、顔の表情がイキイキする、虫歯や歯周病を予防する、といった効果があります。子供は口当たりの良い、やわらかい洋食を好むことが多いようです。良く食べるからといって、子供が好きなメニューばかりに偏らないように気をつけましょう。白いご飯を良く噛むと甘い味がするように、食べ物をおいしく感じるためには、良く噛むことが大切です。ゆっくり味わいながら食べましょう。
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