夏の過ごし方−0歳児

2004年7月
ひよこ組父母会でのお話より

これから夏休みを迎えるにあたり、安全かつ楽しい夏休みを過ごせますように、以下の点に気を付けてお過ごしください。

【食事】
 赤ちゃんは、まず食事を摂るということが大事な事です。朝食が寝起きで食べられない事があると思いますが、家庭でお父さん、お母さんが食事をする時には、お子様も一緒に、一口二口でも食べるようにしましょう。これから成長していくお子様が朝食を食べる習慣を持つ為の第一歩となります。
 食べ切れなかった食事は、登園時にお持ち下さい。
 水分は常に摂るように心がけましょう。

【ミルク・母乳】
 ミルク・母乳については、歯科医師会、小児科医の先生方による色々な見解がありますが、この暑い季節には、ミルク・母乳によって水分補給及び食欲が少々落ち気味の時の栄養補給になったりしますので、赤ちゃんが要求している状態であれば、無理に断乳を考えず、ゆっくり離乳してあげる事も赤ちゃんの安定を保つ上では必要になると思われます。

【健康】
 この暑さの中で、赤ちゃんは体温調節が上手に出来なくなる時があります。体温が38.5℃までで、お子様の機嫌・食欲に変化が無ければ、様子を見ていても良いかと思いますが、咳が出る・胸の音が聞こえるという場合は、すぐに病院へ行きましょう。
 冷えピタ等で冷やす場合、額(おでこ)は取ってしまうことが多いので、両腕の脇及び両足の付け根に貼るのが良いかと思います。
 この時期、汗を沢山かき、あせもになりやすくなっています。一度あせもが出ると、薬を塗ってもなかなか治りませんので、なるべく沐浴や水遊び等をして汗を流すようにしましょう。

【就寝時のエアコン】
 あまり暑い日は、就寝時もエアコンを上手に活用しましょう。目安は28℃ですが、眠りに入るときはもう少し低い温度のほうが心地良いかもしれません。そんなときは、あらかじめ部屋を気持ちのよい温度に冷やしておいて、就寝時に設定温度を28℃に上げればよいのです。室温が徐々に上がるので、入眠しやすく、寝冷えもしません。

〜 夏休みに向けて 〜
 もうすぐ夏休みです。病気、けがには十分に気を付けて過ごしていただきたいと思います。特に歩行ができるようになり色々な物に興味が出てきている赤ちゃん達ですので、何でも触ってみようとしますし、何処でもつかまりますので、テーブルの上の熱い鍋、炊飯器、アイロン等でヤケドをしないように気を付けてください。
 保育園にて過ごしている時は、昼食、おやつの合間に、おにぎりを食べたり、パンを食べたりして、常にお腹を満たしています。赤ちゃんは胃袋が小さいので、一度に沢山は食べられません。その為お腹の減りも早いのです。食事は一日に何度となく食べられるようにしてあげましょう。

■ 園長先生のワンポイントアドバイス ■
 今年は特に猛暑となり、何処の建物も冷えてしまう程に冷房をかけています。外出時には長袖の上着を一枚持って出ることを心がけましょう。
 暑い時には、味噌汁を飲みましょう。体に必要な塩分が補えます。(ワカメも入れるとミネラルも摂れますよ)


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