「かりんジュース」の作り方

2003年10月

風邪や、咳・喉によく効くといわれる「かりんジュース」を作ってみませんか。

1.かりん3個をよく洗い、適当に切って、天日に3日間くらい干します。
2.干した「かりん」をもう一度さっと洗って、お鍋に入れ、水を、全体にかぶる位より上まで入れます。
3.火にかけ、三温糖を入れながらお好みの甘さにして行きます。

三温糖の目安は、3個で400グラム前後でいいようです。だいたい3時間くらいで出来上がりますが、途中用事が出来たら、そのまま火を止めておいて、後で続けて炊けばいいのです。きれいな、べっこう色のジュースの出来上がりです。

※醗酵しないためにたくさん作ったらビンに詰めて冷凍しましょう。
※買ってきたら直ぐ作るのがこつ。おいて置くと、実にしまりがなくなり、美味しいジュースができません。

私は、去年の秋、103個のかりんを、ジュースにして子ども達に一冬中飲ませてあげました。思いつきで、初めての自己流でしたから、生のまま6時間も煮てからこしました。1週間作り続けて、3斗のジュースをつくりましたが、こくのある美味しいジュースが出来上がったときは、疲れも忘れ、嬉しくて一人で、跳びあがって歓声をあげました。

子ども達も美味しいと、食後にお湯割りで飲んでから緑茶を飲み、お昼寝に入ると体が温まり、風邪の予防になりました。

一斗の「かめ」に入れた3本は、冷暗所に、そのまま置いても4ヶ月は大丈夫でしたが、そのうちに、醗酵してきてお酒になりそうだったので、あわてて火を入れました。何もかも手探りでした。その後、インターネットで調べたという方から、干して造るやり方を教えて頂きました。今年は、私も干して作り、昨年との味比べや、日持ちを試してみようとおもいます。

今年は天候のせいか、不作だという話しも聞かれます。八百屋さんでみつけたら、さっそく作ってみましょう。外に出られない雨の日曜日など、お子さんと一緒に作るのも楽しいですよ。

かりんは堅い実なので手が痛くなります。気を付けてやってください。

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