実りの秋におもう
  運動会の総連習と、成長する子ども達

2003年10月

園庭の柿の実が真っ赤に熟して、金もくせいの香る第2公園で運動会の総練習を行った。30分前に公園の点検をしたが、皆さん方の心づかいで綺麗になっている。風が強くて落ちた枯れ枝を拾っていると、ご近所の高橋さんが「運動会の練習なの」と一緒に手伝ってくださった。子ども達は、おじいさんにお礼を言って「運動会をみにきてください」とご招待。「チャチャチャと応援するよ」と優しい笑顔で約束してくださった。

子ども達の六ヶ月間の成長は目ざましく、何よりも元気一杯楽しそうにやっている姿が気持ち良い。やや緊張ぎみだった2歳児は、大好きな曲にのりのりで張り切っている。終わると、身じろぎもせず大きい子の演技に見とれている姿が可愛い。3歳児は、豆絞りの鉢巻で祭りの音頭。リズムに乗ってよく体が動き、みんなと踊る楽しさで、疲れも忘れてもっと続けたい感じだ。

最後に小さい子全員の憧れのまなざしの中で始まった4・5歳児の演技。きちんと並び、堂々の踊り沖縄の「エイサー」。去年は、思うようにできないとすぐ涙ぐんでしまい、硬くなって立ち尽くして居た子も、のびのびと踊っている。自分の限界に挑戦し、転んでも泣かないで、歯を食いしばって走り続け、跳んでいる子。力のかぎり競い合い、協力しあっている。心身共に充実して秋を迎えた子ども達のたくましい成長への実感が嬉しくてただ感動でした。「よく頑張りました」と拍手です。

0才児は、寝ていたのに立って歩き、玩具の貸し借りや、遊び方も覚えて、新入園児のお友達にも優しい。紙芝居や手遊び、体操のリズムに乗って手を叩き体を動かすのが大好きな赤ちゃん。

1才児は、運動神経も発達してきて、園庭での遊びもダイナミック。相手への思いやりも育ち、会話も上手になると、大好きな英語の時間の発音は、大人より英語らしく聞こえるのがほほえましい。

0才〜5才までの日々感じる子ども達の成長の見事さには目を見張るが、食欲の秋ならぬ、1年中良く食べる子ども達。毎月のお米は、150キロを越えて足りず、大慌てすることもありで、嬉しい悲鳴。おやつの小麦粉、麺類、スパゲティーの食材の山もあっと言う間に消え、人参や青い野菜、お魚お肉も、味や形など調理の工夫、保育士の指導やお友達の影響で食べられるようになっていく。父さんお母さんは、押し流されるように忙しい毎日の中でも保育園と協力し合って、心豊かに育っていく子ども達の姿に実りの秋を満喫してください。

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