… 噴き上げて 湧き出るいのちの輝きよ … 新学期によせて

2002年4月

4月に進級した子どもたちの歓びに圧倒されそうな1か月が過ぎて、日常の生活が始まりました。あれから1ヶ月の成長には、眼をみはります。子どもたちは、それぞれ進級したクラスが大好きです。

1つずつ大きくなった喜びを体いっぱいに表現して弾みながら、『あのねキリン組みになったの』と年中さんの得意顔。年長さんは『もうキリン組年長なのよ』と口々に言って、昨日までの甘え顔が、引き締まっています。4月、恒例のお花を植えるのは、「年長さんがやるんだよ」とばかり右肩上がりの張り切りようでした。

さる組さんは、体が器用に動かせるようになったとばかり「みてて上手に出来るでしょう」とお得意な遊びのあれこれを見せてくれます。「私ウサギ組なの」2歳児さんが、鼻の穴を空に向け「えらくなったんだもん」の感じをプンプンさせています。

りす組さんは、本館の1番大きいクラスになりました。この間まで優しくしてくれたお兄さんお姉さんが、見当たらなくて「どうしたのかな」ととまどっていました。大きな声を出してみたり、走ってみたりしていたりす組さんが、新しく入って来たひよこ組さんの赤ちゃんに気がつき始めました。「かわいいね」とのぞきこんだり、優しくあやすしぐさをしたり、今少しずつおにいさん、おねえさんを始めています。どの子どもにも、噴き上げて、沸き出る生命の輝きがあります。

ひよこ組さんは、今年おおはやりの風邪と闘っています。免疫を造っていく為のたたかいはこれからも続くことですが、「お母さんお父さんめげないでくださいね」と応援歌を送り続けたい想いです。先輩のみなさん誰もが通って来た道ですから。まばゆい新緑の中、子ども達の生命の輝きに呼吸を合わせて、私たちもみんな元気に出発です。

新学童の1年生もすっかり慣れて学校も学童も楽しそう。水曜日の英語の時間にはローマ字も入って、いきが上がっています。



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