それぞれの楽しみ方で… ゴールテンウィークを終えて…

1999年5月

皆さん、ゴールデンウイークはいかがおすごしでしたか。

さわやかな5月晴れが3日つづいた後、大雨になった。 この所強い風が吹いて土が乾いてしまい、 キリン組さんが蒔いた、るこ一朝顔や、綿の種、タ顔、風船かずらなどが、順番に小さな芽を出し始めていたので、枯らしては大変と毎日水やりを続けていたのが、この雨のおかげで一息つけた。 綿毛を少し付けた帽子をかぷり、重そうに頭を持ち上げている綿の芽が、何とも可愛い。

私は、ゴールデンウイークに年長組さんの布団作りをした。厚くて重いお布団を作り直して、子ども達が自分で布団干しが楽に出来るような、軽いものにしたのだった。綿の布団は、陽に干すと汗が飛んで、ふっくらとして気持ちがいい。

母がいつも楽しそうにしていた布団づくりを、私も見よう見まねでやっている。部屋の中は至る所、綿ぼこりだらけ、鼻をくしゅくしゅさせながら3日がかりで、10枚作り終えたが、その嬉しさは、喜んでくれるだろう1人1人の、子ども達の顔を思い浮かべながら、この上ないものだった。

この綿の実1つ1つに付いている綿は、ほんの「ひとつまみ」で、 びっくりするくらい少ししか穫れない。 この布団1枚分の綿を収穫するのにどれほど多くの人たちの労作業と時間がかかっている事か、 子ども達と、綿の成長を観察しながら、物を大切にしたり、 感謝する心も共に養い育てて行きたいと思う。

楽しかったゴールデンウイークが終わって、又新しい明日が拓けていく。

 

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