今から40年前、困っていらっしゃる方のお子さんを、ボランテアでお預かりしたのがきっかけで「100万円出すから保育園を始めて」との申し出に、自宅を改築し、保育園を開園しました。
「保育園に入れなくて困っている人が居るから」と保育課の課長さんの切なる頼みもありました。
教員だった父と母と新卒の保育士と、私の4人で、10人から始めた保育園でしたが、またたく間に子供たちは増えました。
当時の保育園は、家庭そのもので、手作りおやつも、ご飯も、温かい出来たて、抱きしめる温かさ、それは、今も変わらない原点になっています。

愛されて育つ事がどんなに大切な事か、

その自立する力も能力も、

優しさと愛情の中でこそ育ち、育まれていくことを

信じて実践して参りました。

その時の1期生は、もう45歳になり、長男が３０期生、長女は、33期生で卒園しました。
今年も卒園児が、赤ちゃんを預けに来てくれます。

辞めたいと思った事もありましたが、子供たちの成長が私の幸せ、支えあい感謝しあって、皆の心の故郷になっている事が嬉しい４０周年です

 

平成24年6月　園長　原 良子