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 豊かな里山の昆虫・・・園外保育のたのしさ

2016年9月 園長 原 良子

この夏、台風の水害や、豪雨による家屋の倒壊流失など、熊本から北海道まで、日本列島は災害列島の様相となってしまいました。
秋の長雨も続く中、好天に恵まれて「親子遠足」を無事に終える事ができました。
初めて夢身ヶ崎動物公園に行った方が、「良いところですね」と喜んで下さいましたが、綺麗に整備されていて、小さな子供たちには丁度良い広さで、沢山の動物をゆっくり見ることが出来る所です。
無料なのも嬉しく、家族で何時でも行かれる憩いの場所です。

保育園では、運動会の練習もそろそろ始まっていますが、合間をぬって、子供たちの大好きな里山・等々力に出かけています。
夏や秋の野山にいる昆虫に出会える絶好の季節。
スイチョ、いなご、トノサマバッタ・ショウリョウバッタ・チキチキバッタ・おんぶバッタ、大カマキリ、モンキ蝶、モンシロ蝶、黒アゲハ蝶、赤とんぼ、塩からトンボ、トカゲ、ジョロウグモetc・・。
これは里山で出会った虫です。
ほかに名前のわからない昆虫がたくさんいました。

昆虫の棲む環境は、人にとっても良い環境です。
今、田舎には(信州の私の実家)こうした生き物が殆んどいなくなっているそうです。
小学生の頃、全員でイナゴを取って、茹でて売ったお金で本を買って読みました。
殺虫剤のせいか、除草剤のせいなのか分からないと言う事でした。

秋の澄みわった空に、秋アカネの大群が真っ赤に空を染めて群舞していた感動は、いまも鮮明な田舎の秋の思い出です。

幼少期の保育園時代に、時々訪れる等々力の自然が感性を育てる豊かな思い出になったら、どんなに素晴らしいことかと思います

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