梅の花のほころび 発表会の春待つ子供たち

2009年2月 園長 原 良子

子供たちの豆まきをして立春を迎えた5日、本館の玄関にお雛様を飾りました。毎年卒園生から頂いた記念品代から大切に積み立ててきたお金がお雛様になりました。コンパクトなケースに収まった3段飾り、豪華な十二単を纏い、やさしく気品ただよう面差しは、日本の伝統美にあふれて、見る人の心を和ませてくれます。ぼんぼんに灯りがともり、♪ひな祭り♪のオルゴールに合わせ、赤ちゃんたちは、にこにこ踊り始めます。外は♪春はなのみの風の寒さや♪の歌のままで、登園してくる子をつつんで暖めてあげる手は年々大きくなり「平気だよ」と照れる年長さんの大人っぽい言い方に笑いながら、足早に近づいてくる発表会や進級、卒園に思いをはせます。大きくなっていくのがとても嬉しいのに、この可愛さをこのまま留めておきたいなど、矛盾した気持ちが胸に行き交い、過ぎて行く一日の重みがよりまして来る二月、保育士と子供たちとは熱く通い合います。


今月のうた
  • 豆まき
  • ぞうさんの帽子
  • 卒園・進級の歌

 

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