豊かに育った子供たち・・・皆でがんばった一年間にありがとうの思いをこめて

2008年3月 園長 原 良子

子供たちの心の鼓動に響鳴しながら歩んだこの1年間、心身ともに目覚ましい成長に驚かされて3月を迎えました。
お兄さん先生と私は、2月から、水曜日は2・3歳児、木曜日は4・5歳児クラスを回って読み聞かせを始めました。おかげで、1人1人の気持ちがより深くとらえられるようになりました。読み手と共鳴しながら見せてくれる年齢ごとのさまざまな反応と手ごたえ、それは楽しい時間の流れです。年長になると、新見南吉の「ごんぎつね」を、あの原文のままの言い回しと長さでも、最後までしっかり聞き入り、その余韻の中に理解の深さを漂わせながらため息がもれます。育つということ、理解できるようになると言う事はなんと素敵な、豊かな喜びでしょう。0歳児1歳児も絵本が大好きです。
1年前には想像もつかなかったそれぞれの成長。全園児の輝いている瞳の奥に感受性の豊かさがきらめいています。「はら、はらって梅のお花がいっぱい散ってきてお花のしきものができちゃった」散り敷く花びらをいとおしむように拾い、おままごとのご飯を持ってきてくれた子供達。
15日、大嵐の後の大晴天に恵まれて卒園式を終えた卒園時のみなさん「元気で小学校へいってください」ここはいつでも「あなたの故郷です」



 
 
 
 
 
 
 

 

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