お泊まり保育今昔・・・社会のルールを楽しく学ぶ

2007年7月 園長 原 良子

たくさんのお願い事の七夕飾りに見送られて、どきどきわくわくのキリン組さんは、宮前区宮崎にある青少年の家へお泊まり保育に出かけました。過去には保育園での夏祭り風に屋台を出し、食べきれない種類のご馳走、わた飴、よーよー、お化けごっこ。お銭湯や、実際に買い物に行ったりもしました。子供たちの大好きな花火の音が、ご近所めいわくになってしまうからと、息をつめるように公園を使用。さまざまな試行錯誤と変遷の後に現在のようになりました。バス、電車、公共の施設など、社会の1員としての行動が求められ、自覚しつつも、思い切り楽しくのびのびお泊まり保育が出来る絶好の場所です。「原保育園さんはいつもお行儀がいいですね」とおなじみの食堂の方にほめていただき、当日幾団体かの大勢の中でも、何の心配なくルールがきちんと守れて感心でした。大騒ぎをしながら次々布団をかぶって引きずり、廊下を走り回っている、隣の部屋の小学生に「どうしてそんなことをするの、明日そのお布団で他の人が寝るのよ、きたないでしょ」と思わず大声で怒鳴った私。知らない子でも見て見ぬ振りは出来ない。やんちゃ時代の彼らではあっても他人に迷惑をかけてはいけない最低の基本ルールだけは守る事をみんなで教えたいもの。



 
 

 

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