桜桃が実ったよ … 新緑の5月 子どもたちの心にルビー輝く

2006年5月 園長 原 良子

それぞれの連休が終わって登園した子どもたちを待っていたのは、緑の葉陰で真っ赤に熟して光るルビーの桜桃でした。これは30回卒園児の記念樹にと頂いて、3年たって初生りです。来年卒園の年長と年中組から味見をしました「甘いのも酸っぱいのもあったよ」と報告です。次々熟れる順に、3・2歳クラスの番です。木の下には、自然淘汰した青い実がたくさん落ちていて拾い集めて来るので、私は水に漬けて種を取り出し、製作の教材にすることにしました。
気がかりなのは、葉先が妙な形で、くるりと丸まって黄色になっている葉が多い事で「これは虫が中に入っているんだよ、図鑑で調べたの」と4歳児のYUUTAさんが教えてくれました。この虫はやがて蓑虫になって害を及ぼすと言うのです。私は「すぐ調べるなんて素晴らしい」と嬉しくなりました。
本館・新入園の子も日々逞しくなって何の心配もありません。0・1歳クラスの子たちの感覚と観察力はより鋭敏で、新しい花に素早く気がつき、教えてくれて、眺め、触り、ちぎって観たり。お散歩カーに乗って出かけるのが大好き。新緑の5月・感性豊かな子どもたちの心の中に、それぞれのルビーの輝きが生まれているようです。



ひよこぐみ 歩行が上手になった子、お友達の名前が呼べるようになった子、お座りが上手になった子と、それぞれに成長段階が違うひよこ組ですが、みんなに共通しているのは「元気」ということです。
お外遊びが大好きで、お天気のよい日は園庭で遊んでいます。すべり台の上まで登ると、高い山の登山に成功したかのように喜び楽しんでいます。豆車に乗れる子も多くなり、ゆっくりながらも自分の力で豆車を動かしています。
(0才児)

りすぐみ

少しずつ生活にも慣れ笑顔が一段と多くみられる様になってきました。お天気のいい日は虫探しをしたり元気に園庭をかけ回っています。何と言っても今は「お散歩カー」が大人気で必ず1回は乗りたいと言われます。
先日は大きいクラスの前を通り元気に手を振って近所をひとまわりしてきました。
食欲も旺盛のりすぐみさんです。

(1才児)

うさぎぐみ

連休明け、園庭に出ると早速「コイノボリさん いないね〜」と探したり、サクランボがたくさん実っているのを見つけたり、ダンゴ虫がさわれるようになったりと変化を楽しんでいるうさぎぐみです。
お友達同志の仲も良く、名前を呼びあったり、手をつないだりして遊ぶ姿が毎日とてもほほ笑ましいです。

(2才児)

さるぐみ

母の日のプレゼントに、お母さんのお顔を描きました。
「お母さんのおめめ、にこにこで描く!」「お口はピンク」など、お友達とおしゃべりしながら、楽しんで描けました。
大きな画用紙いっぱいに、伸び伸び描く子や、じっくり色をぬる子もいて 個性が表れていました。
どの絵も“お母さん、大好き!!” という気持ちが伝わってくる素敵な絵ができました。

(3才児)

バンビぐみ

久しぶりの登園となった8日、疲れも見られるかなと心配していましたが子ども達はパワー全開で、お休み中の出来事を我先にと話してくれました。一番楽しかった思い出を絵に描きましたが、その絵の表情からは笑い声が聞こえてくるようでした。
園庭では可愛らしいサクランボがなり、「赤い実見つけたよ!食べられるの?」と言いながら見つめていました。楽しみにしている遠足も日がせまり、バスごっこの歌もお気に入りです。

(4才児)

きりんぐみ

GWのお休みを楽しく過ごしてきたみんなは、お友達が登園してくるたびに「あっ、○○ちゃんが来たよー」と、一人ひとり熱烈歓迎していました。
雨が続く毎日ですが、お休み中の出来事を描いたり新聞紙を使って遊んだりして楽しく過ごしています。
また、紙粘土を使ったペン立てを製作中です。
27日にはバス遠足が予定されており子供達は地図を見たりして、今からとても楽しみにしています。

(5才児)

給食室より

入園・進級から1ヶ月、まだまだ心も落ちつかない時期ですね。せめてお腹の中は食べ物を入れて安心させて登園させましょう。空腹ではエネルギー不足で遊びの輪に入る元気も出てきません。園生活に慣れるためには、「まずは朝食!」ですね。
朝食が大切なわけ、
それはまず、夜就寝中に消費された脳のエネルギーを補給すると共に、下がっている体温を上げ、脳や体の働きを活発にしてくれます。
次に、町に刺激を与えることで排便を促してくれます。朝に排便の習慣をつけることは、体調や生活リズムを整えるために重要です。
そしてなにより、大切な栄養源です。
子供には1日3食とおやつが欠かせません。朝食を抜くと成長に必要な栄養素が不足してしまいます。

 

 

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