運動会・よくがんばりましたね・えらかった
  覚えておきたい天変地異の秋夏

2004年10月末日

台風一過、秋の青空が輝いて、大声で「ありがとう、お日様」と叫びたくなる爽やかな果てしない広がりがみんなを包む。「運動会の練習ばかりに通った公園に、今日はゆっくり遊びに行ってきます」と出かけた子ども達の歓声が聞こえてきそうだ。

保育士と園児全員が心をあわせて「みんなでがんばろうね」と取り組んできたお遊戯も競技も、11月並だという寒さにもめげず、すばらしかった。眠りながら競技の0歳児の赤ちゃん、去年は抱っこだったのに手をつないで競技する1歳児さん。「私上手でしょ、お遊戯も競技も」なんとも得意顔の2歳児さん。1人出場が初めての三歳児さん、「おう!」と気合いが入った頼もしさ。4、5歳児きりん組さん年長児の成長には、目を見張るものがあった。「私たちには、年長としての責任があるの」と言った誇らしさが、すべてに感じられて、階段を一気に何段もかけ昇っていくような見事さである。一人一人が、そしてみんなで励まし合って、成し遂げていく歓びを学んだ運動会。目頭が熱くなる思いだった。

例年運動会の華・父母競技の「綱引き」と「徒競走」の凄かったこと。全員が大応援のすごい盛り上がりでした。四季折々の行事の中でも、父母、祖父母の皆さんがご参加の運動会と発表会は、親子三世代が健康で集いあえる場になった。31年間、運動会、遠足、発表会、ただ一度も雨ということがなくて晴天に恵まれ続けてきたことが、本当に奇跡的だったのだと改めて感謝の思いを新たにした。

日本全国、いいえ、世界中が天変地異に襲われた夏秋。猛暑、地震、台風、洪水、津波、山崩れ、河川の氾濫、家がつぶされ、流され、そして大勢の生命が奪われた。浅間山の噴火。想像を絶する自然の脅威のなかでの恐怖と悲しみに加えて、これからの毎日がどんなに辛いことか。みなさんの親戚や知り合いの方は大丈夫だったでしょうか。テレビを見ながら案じています。

昨日、年長さんに庭のザクロを採って中から実を採り出し、蜂蜜につけてもらいました。風邪の咳止めによいとか。おいしく出来たら、1歳以上の咳の出る子にあげてみましょう。なつめは、大豊作で茶色に熟れている。1、2歳児さんは、外遊びで食べ始めたが、全員に味見をさせてあげたい。若い実は、りんごの味がするという。柿も豊作で、子ども達のおやつの食卓にのって、喜んでもらっている。

テレビから流れる新潟中越地震に心ふたぎ、転変地異が一刻も早く収まるようにと祈りつつ、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 

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