瞳かがやいて みんなが主役の発表会(総練習から)

2004年2月

二月六日 キリン組の大広間で 発表会の総連習を行いました。保育士に、丹精込めて創ってもらったきれいな衣装に身をつつんで大喜びの二歳以上の子ども達が、緊張した面持ちで勢ぞろいです。みんなで、素敵な衣装を創ってくれた保育士に、心から「ありがとう」とお礼を言って開演しました。

まず、キリン組代表の堂々とした「初めの言葉」に続いて力いっぱいの合奏と歌。一人一人の真剣な顔を見ながら、幼かった日の事が重なります。「こんなに元気に大きくなってこんなにしっかり上手に出来て」と胸が熱くなりました。次は二歳児の「いいないいな」楽しそうにお尻ふりふり懸命に踊り、英語になると得意顔「ハイハローハロー」と声をはりあげて歌うのがなんとも可愛いくて、思わず拍手で笑い出していました。

三歳児の舞踊劇は、グー、チョキ、パー「負けないぞー」といった一人一人の勢いをそのまま舞台で展開、力んだ歩き方が面白くて大声援です。みんな知っている「ハッピーバースデー」の英語の歌はていねいな発音で歌えます。一年間の成長の確かさに、二歳と三歳ではこんなに違うものかと驚かされました。

そして四・五才児の舞踊劇「オズの魔法使い」。配役は、自分のやりたい役を自分で決めたと言うだけあって、生き生きと一人一人が光っています。「この子がこんな役をこんな表現で一生懸命やりとげている」と目を見張る思い、群舞する子ども達は嬉しそうに輝いて居ます。力を合わせて創り上げた素敵な舞台は、一人一人が「我こそ主役」の意気込みにただ感動しました。
英語劇「おむすびころりん」は内緒にして、当日をお楽しみに。

赤ちゃんから六年弱かった子も恥かしがりやさんも、確実に成長して行く計り知れない子ども達の可能性の凄さを思います。0、一歳児は毎日が発表会。0歳児さんは曲に合わせ、体いっぱいのリズムで歌い、お返事も上手にできるようになりました。一歳児さんは、お遊戯も歌も大得意顔で歌い踊り、特に英語は、発音がきれいで日本語のように自然に楽しく覚えていきます。

こうして一年間の総仕上げともいえる発表会は、お互いに成長への竹の節。子ども達は大きな自信と歓びで次への飛躍を約束し、私たち保育士は、この幼子たちをはぐくむ歓びと誇りに包まれて「本当に保育士でよかった」と心から感謝しながら、自分自身を磨き、より質の高い保育をめざして、さらなる情熱を内燃させて出発する日です。
本番をお楽しみください。

 

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