夏休みを前に

2003年8月

子どもの事故に気を付けて

いよいよお盆やすみです。4月から見ると、すべてに、ぐんと成長した子ども達。このお休みは、保育園以外での体験です。

二・三・年前までは、子どもの事故と言うと、家の内外で起きる怪我とか、花火のやけどとかでした。しかし、この数ヶ月で起きた事故の数々は、あまりにも痛ましく、若年齢化する犯罪と、いたいけな幼子を巻き込む、想像も及ばない恐ろしさにここまで世の中が変わったのかと、心が凍り付くおもいで、日常の教育に深刻にならざるをえませんでした。

「本当に吃驚しました。コンビ二で、知らない子が手をつないでいるのです」と、あるお母さん。本来、小さい子ども達は、お父さんお母さんと一緒の時、知らない人に対して警戒心が強く、一寸声をかけられても、しり込みをしたり、隠れたりします。食べ物や、玩具につられることも余りありません。どんな時危険でしょうか。今、お出掛け先での迷子が大変多くなっているそうです。子ども達が、一つのことに興味を示す時間は、その都度まちまちで、大人と違います。すぐ飽きて次のところへ一人で移動してしまったら何処にも探しようがありません。

出かける前に、必ずお約束をしてから出発しましょう。
○ 飽きても、決して一人で、どこかへ行かないこと。
○ 遊園地など、人ごみの中では手を離さないでいるがまん。
○ 知らない人に、物を貰ったり、ついていったりしない。
○ 買って欲しいものの前で泣いたり騒いだりしない約束をして、幾つ、何を買うかもあらかじめきめておく。
各家庭で、注意する事を毎回決めて、「守れたら行く」事にして事故を未然に防ぎましよう。

コンビニ等の食品売り場は、ピンピンに冷えていて、要注意。タオルで、赤ちゃんを包んでから中に入り、出てきても其のまましばらく置いてから取ってあげて、温度差に気をつけましょう。長居は、風邪のもと。

家の中に居ても熱中症にかかるそうです。麦茶、白湯、などを常時飲んで、熱中症を防ぎましよう。出かける前後には、必ず飲ませて下さい。

生活のリズムと食事に気を付けて、親子でゆっくり、楽しいお盆休みをお過ごしください。
十八日元気に登園して来るのを待っています。

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