平成13年11月

 
心を育てる「みんなが、こころ揺さぶられた必死の顔、顔、顔」

運動会の華…綱引きと、リレー、…本当に有り難うございました。

澄み切った秋空、年長さんの力強い立派な「終始」のご挨拶が、会場の空気をいっそう爽やかに盛り上げた運動会。
毎年行われる恒例の「綱引きと、リレー」は運動会の華ですね。今年も凄まじい闘いが繰り広げられました。
抜きつ、ぬかれつの息をのむ接戦が続く中で、さまざまなドラマが生まれて行きます。「お母さんがんばったね」「お父さん転んでも最後まで頑張れたね」と、子ども達は、それだけで大満足です。遅いとか早いとか、負けたとか勝ったとか、抜いたとか抜かれたとかよりも、子ども達に必死の、走りや、綱引きを見せて頂いた事に、ただただ感謝あるのみです。子ども達は自分たちとは違う、又、ふだんは余り見せない、真剣この上ない顔に吃驚し、凄いなーと感心したはずです。お父さんお母さんの顔が、どんなに素敵に美しく子ども達の目に映ったことでしょう。子どもの心に感動と敬意を抱かせた、たくましい大人の世界への憧憬は、計り知れない物があります。子ども達の現代病として心配される、ピーターパン症候群【大人になりたくない】など吹っ飛ぱしてくれる迫力そのものです。お一人お一人が、歯をくいしぱり必死で駆け抜けていく姿。堂々と、真剣そのものの闘いに、全員が興奮の大声援を送っていました。原保育園の子ども達は、こうした親の姿を目の前に見せて頂きながら「心を育てて」行くのですから、幸せです。本当に有り難うございました。
ふだん、あんなに動かさない身体を急に動かして、次の日は、筋肉痛と身体がバラバラになって倒れ込んでしまったのではないかと気がかりでした。「お疲れさまでした」に心を込めて、又、来年も是非「子ども達の心育ての為に」ふるってのご参加を、よろしくお願いいたします。

平成13年11月(園長)
 
≪前の頁へ戻る