４月 新しい１２年度が始まりました。今日から、０歳児クラスに入ったお子さん達も、全然泣かずに落ち着いているので、「クラスが新園舎から、旧園舎のドリーム館へ行った子ども達はどうしているかな」と気になって、跳んでいって見ました。「おやおや、まあまあ」なんと新しい環境がよほど気に入ったのか、大声をはりあげ、はしゃぎ回っていて、迎え入れてくれたさる組さんと、見分けがつかないとけ込み方に圧倒されてしまいました。
ひよこ組から、りす組さんになったお友達は、急におとなっぽくなって、すこぶる落ち着いた表情でニコニコとお遊びをたのしみながら小さい子にもやさしくしてあげています。「ひよこ組から、進級して大きくなったのが解るのかしらね」と話しながら感心して年長組へ向かいました。以前、２歳児の時にいた新園舎ヘ、４歳児になって帰ってきた子ども達は誇らしそうに、「キリン組になったの」と胸をはり、かって知ったる我が家とぱかりに、元気一杯に遊ぴを展開していました。新しく年長組さんになったお友達７人は、どっとなだれ込んできた１６人の年中さんへの対応を、かって自分たちがしてもらったように、しっかり優しく親切に何でも教えて上げなくてはと、朝からずっと気負い込んで肩に力が入りっぱなし、とうとう夕方には、へとへとに疲れて「年長さんて大変だね」が実感だったようです。別に誰に言われたのでもないのに、こうしたことが自然に出来るというのは、伝統の重みでしょうか。その子ども達も、５日入学式を終えた先輩がぴかぴかのランドセルで顔を見せに来てくれたときには、抱きついたり、しがみついたりして甘えていました。この３日間の緊張がいっぺんに吹き飛んだ、嬉しいひとときだったようです。どのクラスの子ども達も、新しい受け持ちの先生にごく自然になじんで寄り添い、「つどいきてはらからなる幼子」の新しい出発が、落ち着いた中にも、生き生きとはじまりました。
お父さんもお母さんも、春の息吹を感じさせる子ども達とともに、元気な歩みを開始致しましょう。