草むらから虫たちのすてきな歌声が聞こえてくるようになりました。 子どもたちは運動会に向けて、かけっこや体操を楽しく元気に練習しています。

「家族の絆」その中で育つ子どもたち

いよいよ秋の運動会です。「今年最後だからリレーしたい、お婆ちやん来るって」と子どもたちが 言ってきたので、「ああみんなで運動会を待っててくれたんだな」と思わず顔がぼころびました。 原保育園の運動会には、大勢の祖父母様が、日本中から駆けつけて孫と一緒に運動会を楽しんで下さ います。なんと幸せなことでしょう。祖父母様は、年年、孫の大きくなるのを何より楽しみにしてい らっしゃいます。10月運動会と、3月の発表会が終わったとたんに、「来年も又元気で行けるの を楽しみにしています。」と言うお手紙を頂いて本当に嬉しくなります。核家族と言ってもこんなに 心寄せて見守って下さっている家族が、おいでになるのです。当日お忙しかったり、お体の都合でお 見えになれなくても、きっとがんばっている子供やお孫さんへの思いを熱くしていらっしゃることで しょう。それは、家族への限りない愛と信頼に満ちた、家族の絆・・そうですこの家族の絆の中に こそ次世代につなぐ夢や希望が温かく育まれ続けていると思えるのです。私の家では、誰も教育者 になれとは言われないまま「五代め」です。良いかどうかは別として口に出さなくても伝わる家族ヘ の思いや絆には、不思議な力があると思う咋今です。

(園長)

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